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2013年はいかなる年であったか(遅い)

カテゴリ:雑談  投稿日:2014/01/11

年が明けて十日経過したので、そろそろ昨年が自分にとってどんな年だったのか振り返ろうと思う。

大きなことは二つ。KDPで出版したことと、転職したこと。振り返っても他に印象的な出来事はなかったかな。

昨年、僕がKDPで最初に出したのは、「魔法中年っ!」だった。2月の中旬から書きはじめて、およそ6週間ほどで書き上げて、3月25日には販売が開始された。そもそもの動機が「いたずら」だったので勢いで書いてたし、「個人出版かくあるべし」みたいなことはなんにも考えてなかった。「自分が小説なんか書いてる」っていうこと自体がギャグのつもりだったのだけど(それは今もあまり変わらない)、思いのほかよい反響を頂いた。嬉しかったのと同時に、「書いた物を読んでもらえるって凄いことだなぁ」と、Kindleというプラットフォームの威力を感じた。きんどるどうでしょうさんとかつんどく速報さんとかきんぷれ!さんとかで紹介してもらって、色んな作家さんたちとTwitterで繋がったりして、自分のいる世界が少し変わったな、という感じ。(ちょうど僕が出版しようと思ってKDPの編集画面を操作していた頃に、KDPのシステム周りに不具合が発生していて出版そのものが難渋したのは今となっても悪い思い出)

んで、5月ごろに、会社を辞めることを決意した。これについては深くは書くまい。ただ、自分でも賢い選択だったとは思ってない。でも、あの時の自分にはそうすることが必要だったとは思うから、後悔はしていない。

7月6日、退職を目前に控えた僕は「いとしの小さな殺人鬼」をKDPで出版した。僕がロリコン扱いされるようになったきっかけの作品であるが、実はそこそこよく書けてるんじゃないかと自賛している。一斉無料キャンペーン(いわゆる「風たちぬ杯」)にも参加したことと、8月にあったzonさん主催の「KDPプレサミット」にお邪魔させてもらったことで、この夏の時期に他の作家さんたちとの距離が縮まった気がする。気のせいかもしれない。

そして無職へ。せっかくなので、家内と鬼怒川温泉へ二泊三日の旅行をする。巻き湯葉がめちゃくちゃ旨かった。人生二度目の日光江戸村もそこそこ楽しんだ。

10月10日、「子連れ中年っ!」をKDPで出版した。これは「魔法中年っ!」の続編だ。一度完結させた作品の続きを書く、というのはちょっとドキドキしたけれど、登場人物が好きだったし、主たるテーマを一巻とは別のところに求めたので、書くことには困らなかった。ただ、そういうことだから「魔法中年っ!」を読んで楽しかったからという理由で「子連れ中年っ!」も買ってくださった方の全員を満足させる、ということはできていないだろうと思う。でも、一巻のテーマで書けることはほぼ全部書いたので、同じテーマで書くことはできなかった。三巻も出したいと思っているけれど、やはりテーマは変わってくるだろう。

あとは、新しい会社で働きはじめたのが11月。それと、まだ出してないけど「魔法中年っ!シリーズ外伝」の「純情悪魔っ?」っていうのを書きはじめた(あと少しで出せるぞ。頑張れ)。

これで大体、昨年起こったことで印象的だったことの全てかな。多少なりとも、自分の意思で始めたり変えたりした年だったと思う。今年も、少しは自分で動ける人間になれるように頑張る。



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