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新しいスキャナが我が家にやってきました

カテゴリ:雑談  投稿日:2015/10/18

 このたび、CanonのCanoScan LiDE 220(公式ページ)を買いました。

 これまで使っていたのは、同じくCanonのCanoScan N1220U(公式ページ)というスキャナで、購入したのは高校一年生になってすぐの2001年の5月ごろのこと。実に14年以上の長きに亘って僕のデジタルイラスト人生を支えてくれたこのスキャナから買い替えをしなければならなくなったのは、もっぱら「今のOSをサポートしたドライバが提供されなくなったから」です。機械自体に故障はなく、つい一週間前も使用したのですが、残念ながらYosemiteやWindows8などの昨今のOS用のドライバが存在せず、万一のためにとっておいた旧環境を起ちあげなければ動かすことすらままならない有様でした。非常に手間がかかることと、旧環境に依存した制作にリスクを感じたことにより、買い替えを決意するに至りました。

 思えば、単にチラシの裏に落書きをする程度だった僕のお絵描き生活を変えたのは、CanoScan N1220Uでした。当時デジタルイラストやコンピュータのことなどなにもわからない僕が、近所の「イトーヨーカドー」で買ったのがこのスキャナで、そこから色々と学びはじめたのです。まだダイヤルアップだった実家の回線を使って、インターネットで「どうやらPhotoshopというソフトがあるとパソコンでお絵描きができるらしい」という話を目にし、さらに調べて自分の買ったスキャナに「Photoshop Limited Edition」という廉価版ソフト(今でいうPhotoshop Elementsです)がバンドルされていることを知りました。それからペンタブレットも買って、鉛筆で下書きした絵をコンピュータに取り込み、画像編集ソフトで線画と塗りを完成させる、という一連の手順を身につけました。

 まだ壊れておらず、自分の用途には十分な機能を持っているN1220Uを引退させることは忍びないのですが、時代の流れは仕方ありません。荒っぽく扱ったこともありましたが、僕の今までの人生の半分近くを壊れることなくともに歩んでくれたN1220Uに感謝を込めながら、世代交代ということにいたしましょう。

n1220u

 いままで本当にありがとう。



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